ITF規格
ITF規格
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「概要」 | ||
ITF(Interleaved Two of Five)コードは、日本における物流統一シンボルで、ヨーロッパの物流統一シンボルEAN-DUNや米国の物流統一シンボルUCC-SCSと互換性を持って作成されたものである。昭和58年、通産省の指導で日本包装技術協会に物流シンボル委員会が設置され、物流シンボルについて検討した結果、JAN コードをそのまま大きくする方法とインターリーブド2of5コードを使用する方法が提案された。昭和60年、流通システム開発センターに物流シンボル JIS原案作成委員会が設置されJIS化に向けて最終検討に入った。そして、印刷精度上の問題からインターリーブド2of5コードを選択し、昭和62年、標準物流バーコードシンボルJIS-X-0502としてJIS化された。 ITFコードは、梱包内容の識別に利用されるコードで、従来使用されている商品識別コードを付加したものである。したがって、物流識別コードを1桁加え、全体を14桁とした標準バージョンのITF-14と、物流識別コードを2桁加え、更に偶数桁にするため先頭に0を付け、全体を16桁にした拡張バージョンITF-16がある。また、商品シンボルがJAN短縮バージョンを使用している場合は、標準バージョンの13桁に桁を合わせるため、先頭に0を5桁付加し、さらにその前に物流識別コードを付加してITF-14またはITF-16にする。 ITFコードには、重量等を表示するためのアドオンバージョンがあり、ITF-6として5桁の数値とチェックキャラクタの6文字をITF-14、ITF-16の後につづけて表示することができる。 |
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「特徴」 | ||
1)キャラクタセット 数字(0~9)のみを表せる。 2) コードタイプ ●標準バージョン(ITF-14) 標準バージョンは14桁で構成され、左から1桁の物流識別コード。2桁のフラッグ、5桁の商品メーカーコード、5桁の商品アイテムコード、1桁のチェックキャラクタとなっている。また、これらの内容はバーコードの下にOCR-Bフォントで記されている。標準バージョンの物流識別コード内容を第1表に示す。 |
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●拡張バージョン(ITF-16) 標準バージョンは16桁で構成され、左からスペアコード1桁(0)、物流識別コード2桁、フラッグ2桁、商品メーカーコード5桁、商品アイテムコード5 桁、チェックキャラクタ1桁となっている。また、これらの内容はバーコードの下にOCR-Bフォントで記されている。拡張バージョンの物流識別コードを第 2表に示す。 | ||
![]() 第4図 |
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●アドオンバージョン(ITF-6) アドオンバージョンは6桁で構成され、左から計量値5桁(小数点が必要な場合は3桁目と4桁目の間を小数点とする)、チェックキャラクタ1桁となっている。また、これらの内容はバーコードの下にOCR-Bフォントで記されている。このコードは、ランダムウェイトの商品、例えばハム、ソーセージ等のように個々の包装ごとに重量が異なり、従って価格も異なるような商品に対し付けられるコードで、ITF-14、ITF-16と組み合わせて使用する。 | ||
3) スタート・ストップコード 4) 自己チェック機能 5)チェックキャラクタ |
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寸法
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(1)モジュール幅(X)、細太エレメント比 基本モジュール幅は、1.016mmで、これに対し0.25倍の縮小(0.254mm)から、1.2倍の拡大(1.219mm)まで認められている。 細太エレメント比は、1:2.5とする。 (2)クワイエットゾーン (3)シンボル長(L) (4)キャラクタ密度 (5)シンボル高さ |
「ITFを読み取るならこれがおすすめ」
有線タイプ

FFTA10AP/FFTA10
※読み取り許可に設定する必要がございます。
無線タイプ

NL2002IW
「ITFを作るならこれがおすすめ」
ラベル作成ソフトウェア

BarTender