
バーコードスキャナを選ぶ際、「読み取れれば何でもよい」「価格が安いものを選べばよい」と考えてしまいがちです。
しかし実際には、「オフィスでの資産管理」「医療現場での患者認証」「倉庫での入出荷業務」「工場でのトレーサビリティ管理」「レジでの会計業務」など、業務によって求められる性能は大きく異なります。
例えば医療現場では抗菌筐体やGS1 DataBar対応が重要ですが、物流現場では耐落下性能やバッテリー駆動時間が重視されます。
本記事では、用途別のバーコードスキャナ選定ポイントを解説します。
また記事末尾では「用途別バーコードスキャナ選定ポイント比較表」を無料配布しています。
現在はJANコードだけでなく、
・ QRコード
・ GS1 DataBar合成シンボル
・ DataMatrix
など、2次元コード利用が急速に増えています。
将来的な運用を考慮して、2次元対応モデルを選択するケースも増えています。
利用環境によって必要性能は大きく異なります。
| 使用場所 | 重視するポイント |
| オフィス | コスト、使いやすさ |
| 医療 | 誤読防止、抗菌筐体 |
| 倉庫 | 耐落下性、無線 |
| 工場 | 読取性能、DPM対応 |
| 店舗 | 高速読取、QR決済対応 |
| 屋外 | 防塵防滴、視認性 |
バーコードスキャナは大きく分けて、
・ 有線(USB、RS232)
・ Bluetooth無線
・ モバイル端末一体型
に分類されます。
固定運用なら有線、移動しながら利用するなら無線が適しています。
なお、無線タイプは動作時間に加えて、充電に要する時間も考慮する必要があります。
物流や製造業では、
・ 1.8m以上の落下耐久
・ IP42以上の防塵防滴
を基準にするケースが少なくありません。
価格だけで選ぶと故障頻度が増え、結果的に運用コストが高くなる場合があります。
現場では、
・ 汚れたラベル
・ 傷のあるバーコード
・ 曲面印字
・ レーザーマーキング
などの難読条件が発生します。
特に製造業では読取性能が業務効率に直結します。
おすすめタイプ
・ USB接続バーコードリーダー
・ エントリーモデル
重視ポイント
・ Excelへ直接入力できること
・ QRコード対応
・ 低コスト
・ オートスキャン対応
おすすめタイプ
・ 医療向け2次元スキャナ
・ 抗菌筐体モデル
重視ポイント
・ GS1 DataBar対応
・ 誤読防止
・ 高分解能読取
・ アルコール清拭対応
・ バイブレーション通知
おすすめタイプ
・ Bluetooth無線スキャナ
重視ポイント
・ 落下耐久性
・ 防塵防滴
・ 長時間バッテリー
・ 読取速度
おすすめタイプ
・ 高性能2次元スキャナ
重視ポイント
・ DPM対応
・ 汚れたバーコード読取
・ 曲面読取
・ 高い読取成功率
おすすめタイプ
・ プレゼンテーションスキャナ
・ 卓上型スキャナ
重視ポイント
・ QR決済対応
・ スマホ画面読取
・ 高速読取
・ コンパクト設置
おすすめタイプ
・ Bluetooth無線スキャナ
・ モバイルターミナル
重視ポイント
・ 防塵防滴
・ 耐外乱光性能
・ 携帯性
・ 長時間駆動
おすすめタイプ
・ 産業用バーコードスキャナ
・ 防爆対応モデル
重視ポイント
・ IP65以上
・ 2m以上の落下耐久
・ 高温・低温対応
・ 防爆規格が必要か(Zone1・Zone2確認)
本記事で紹介した内容を、
・ 1枚で比較できる一覧表
・ 用途別の推奨機器
・ 導入時の確認事項
・ 現場別の選定基準
としてまとめています。
・ オフィス向けと物流向けの違い
・ 医療向けスキャナに必要な機能
・ 製造業で重視すべき性能
・ 店舗向けの選定ポイント
・ 屋外利用時の注意点
比較表_用途別バーコードスキャナの選定ポイント_261019.pdf
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