GS1 Databar(ジーエスワン データバー)とは?

GS1 Databar(ジーエスワン データバー)は、1996年に国際EAN協会とアメリカコードセンター(UCC)によって共同で開発された小物商品用のバーコードシンボルです。新しい符号化理論を用いており、JAN(EAN)、UPCシンボルと比較すると、同じ量のデータをより小さいスペースで表現できるという特徴があります。また、GS1-128シンボルと同様に、GS1アプリケーション識別子で表した情報項目を符号化しますが、GTINのみを表すものとGTIN以外のデータも符号化できるものがあります。
GS1 Databarは、開発当初はRSS(Reduced Space Symbology=省スペースシンボル)と呼ばれていましたが、2007年2月に現在のGS1 Databarに名称が変更されました。
GS1 Databarは、3タイプ7種類のシンボルがあります。

GS1 Databarの種類とその特徴

  • 1) GTINのみを符号化するタイプ
        (4種類)
    ① GS1 Databar標準型
        (Omni-directional:オムニディレクショナル)
    GS1 Databarの基本形で、14桁のGTINを表示します。オムニスキャナでの読み取りも可能です。
    ①GS1データバー 標準型

  • ② GS1 Databar二層型
        (Stacked:スタック)
    14桁のGTINを表示。印字スペースが極めて少ない製品に対応するために、2段に重ね、シンボルの幅を小さくしたもの。横幅、高さともに制限のある、超小型商品に使用します。オムニスキャナでの読み取りはできないので、CCDスキャナやレーザスキャナ、イメージャで読み取ります。
    ③GS1データバー 二層型

  • ③ GS1 Databar標準二層型
        (Stacked Omni-directional:スタック・オムニディレクショナル)
    14桁のGTINを表示。球面体など、横幅がとりにくい商品への利用を想定し、GS1 Databar二層型をオムニスキャナに対応できるようにしたものです。主にリンゴ、オレンジ、グレープフルーツ等の農産物のバラ売りに使用されます。
    ②GS1データバー 標準二層型
  • ④ GS1 Databar カット型
        (Truncated:トランケート)
    14桁のGTINを表示。 細長い印字スペースに対応するために、バーコードの長さを制限したもの。上下幅が狭くて比較的左右幅に余白がある、超小型商品に使用。オムニスキャナでの読み取りはできないので、CCDスキャナやレーザスキャナ、イメージャで読み取ります。
    ④GS1データバー カット型 (トランケート)
     
  • 2) 14桁で表示したGTINの先頭一桁が0か1のGTINのみを符号化する制約付きタイプ
         (1種類)
    ① GS1 Databar限定型 (Limited::リミテッド)
    14桁のGTINを表示できるが、GTINの先頭一桁が“0”または“1”の場合のみ使用可能。”0”は、医薬品、医療材料業界では、調剤単位や使用単位を示している。オムニスキャナでの読み取りはできないので、CCDスキャナやレーザスキャナ、イメージャで読み取ります。
    ①GS1データバー 限定型

  • 3) GTIN以外の属性情報を符号化するタイプ
         (2種類)
    ① GS1 Databar拡張型 (Expanded:エクスパンデッド)
    GTINの他に重量などの補足情報も表示できる。 GS1-128のようにアプリケーション識別子(有効期限、ロット番号等)とセットにして連結でき、数字で最大74桁、英字で最大41時まで表示できる。肉、魚、果物等の量り売りに主に使用されます。
    ①GS1データバー 拡張型
  • ② GS1 Databar拡張多層型(Expanded Stacked:エクスパンデッド・スタック)
    印字幅に制限がある場合に対応するためにGS1 Databar拡張型を多段シンボルにしたもの。
    最大で数字74桁または英字41文字を格納し、最大の段数は11段。
    ③GS1データバー 二層型
  • ※ バーコードに記載のXはシンボルのモジュール幅を表します。
    ※ GTINについてはGS1 JAPAN (財)流通システム開発センターのGTINとはをご参照ください。
      https://www.dsri.jp/standard/identify/gtin/introduction.html

GS1にはこれ以外にGS1合成シンボルと呼ばれるものがあります。
これは1次元シンボルの上に2次元シンボルを二階建にした構造となっておりRSS合成シンボルを、2007年2月に名称変更し、GS1合成シンボルとしています。日本では、医療用医薬品業界で採用され、医療機器業界では表示面積が足りない場合に推奨されています。

GS1合成シンボルのベースになるバーコードは、EAN/UPC(EAN-13, EAN-8, UPC-A, UPC-E)、GS1-128およびGS1 Databar(Omni-Directional, Limited, Expanded)の3種があり、付加情報は、2次元シンボルのMicro PDF417、または、PDF417で表示される。そして、この付加される2次元シンボルのコンポジットコンポーネント(CC)によってCC-A、CC-B、CC-Cの3種類あります。GS1合成シンボルは、1次元スキャナでは基本読み取れない(または読み取りにくい)ため2次元スキャナで読み取りください。

GS1合成シンボルの種類とその特徴

  • 1) CC-A
    バーコード+MicroPDF417
    有効期限やロット番号等の補足情報のために作成されたコンポジットシンボルで、構造的に変化させたMicroPDF417を使用している。データ前後の異なる段アドレスパターンが32のユニークなローテーションになっているため、MicroPDF417から自動的にシンボルパターンを識別することができる。
    シンボルパターンは、2列、または、3列、4列があり、最大の段数は、2列の場合が12段、3列の場合が8段、4列の場合が7段と決められています。最大情報量は、2列または3列の場合、数字47桁、4列の場合、数字56桁となります。
    ①CC-A

  • 2) CC-B
    バーコード+MicroPDF417
    比較的に大きな付加情報のために作成されたコンポジットシンボルで、MicroPDF417を使用している。そして、CC-Bであることを示すために、最初のシンボルキャラクタの位置にコードワード920を配置しなければなりません。MicroPDF417の最大情報量は、数字338桁となります。
    ②CC-B

  • 3) CC-C
    バーコード+PDF417
    大きな付加情報のために作成されたコンポジットシンボルで、PDF417を使用している。そして、CC-Cであることを示すために、最初のシンボルキャラクタの位置にコードワード920を配置しなければなりません。PDF417の最大情報量は、数字2361桁です。
    ③GS1データバー 二層型

出典:新改訂版 知っておきたいバーコードの知識 第7版

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