ホームへ > Q&A一覧へ バーコードの読取り信頼性は何によって決まるのですか?
バーコードの読取り信頼性は何によって決まるのですか?
A:■読取り率を決める要素。

 読取り信頼性は読取り率と誤読率で表現されます。
読取り率は、バーコードスキャニング回数に対する読取り回数で計算され、誤読率は読取り回数に対する誤読回数で計算されます。

読取り率は、バーコードラベルの品質、バーコードスキャナの光学系の分解能(アパーチャ径)、アナログデジタル変換回路、そしてデコーディングアルゴリズムによって決まります。
これらの中でもバーコードラベルの品質による影響が最も大きく、ボイドやスポットがなく、エレメントエッジがフラットで、しかも細バー太バー比が規定以上あり、さらにプリントコントラストが十分あれば、どんなバーコードリーダでも100%に近い読取り率になります。

 次に影響力の大きい要素は、バーコードスキャナの分解能です。分解能がバーコードシンボルの細バー幅より大きくては読取り率は低下し、逆に高過ぎても読取り率は低下します。分解能が高すぎるとバーコードシンボルのボイドやスポット、エレメントエッジの影響を受けやすくなるからです。
CCDスキャナやレーザスキャナが高い読取り率を持っているのは、スキャン回数が多いからです。これらのスキャナの読取り率を比較するにはFRR(ファースト・リード・レート)を調べる必要があります。

■ 誤読率を決める要素

 誤読率は、バーコードシンボルのバー構成、つまりアルゴリズムによるシンボル自体の持つ統計的な要素と、バーコードラベルの品質、バーコードスキャナの光学系の分解能、アナログデジタル変換回路、そしてデコーディングアルゴリズムとチェック機能によって決まります。
 バーコードシンボル自体の持つ誤読率は、CODE39において300万文字に1文字、チェックデジット付で1億4900万文字に1文字というデータがあります。
またUPCではチェックデジット付で14万5千文字に1文字というデータがあります。
2of5についてはデータがありませんが誤読率は他に比べ高 いので桁数チェックを行うのが一般的となっています。
 バーコードラベルの品質は、誤読率に極めて大きな影響を与える要素です。バーコードシンボルは、1本のバーエレメントが太ったり細ったりしても、あるいは、ボイドやスポットによりバーエレメントが1本増えたり減ったりしたように認識できたとしても、読取り不能となるだけで誤読になることはありません。
し かし、何本かのバーエレメントが変化すると、違った文字に誤認識することがあります。
したがって、バーコードラベルの品質管理は極めて重要です。
 誤読率を少なくするもう1つの方法としては、デコーダ側でのチェック回数を増やすことや、桁数チェックがあります。