A: スキャニング方式の違いが読み取りに差が出る原因です。
CCDタッチスキャナやレーザスキャナなどはセルフスキャン方式(バーコードスキャナが自分でスキャニングする方式)を採用しています。
ペンスキャナは人間が手を動かしてスキャニングします。
ペンスキャナは手で操作しますので、スキャンする速度が人や操作への慣れ、初速度と最終速度の変化などの人為的要因で読み取りの信頼性が変わります。
■ データの検証
セルフスキャン方式のバーコードスキャナでは、1秒間に30~300回のスキャニングを行い、スキャンされたデータをバーコードスキャナ内で解析してデータの一致検証(デコード)を行ってから出力することが可能です。それに対し、ペンスキャナは1回のスキャニングでバーコードの解析を行うだけです。そのため、低品質のバーコードを読ませる場合ではセルフスキャニングのバーコードスキャナよりもペンスキャナの方が誤読する可能性が高くなります。
表1.ペンスキャナとセルフスキャン方式のスキャナの違い
ペンスキャナ | セルフスキャン方式のスキャナ | |
スキャン元 | 人力 | 機械 |
1回の操作でスキャンできる回数 | 1回 | 30~300回/秒 |
スキャンデータへの扱い | 解析のみ | 解析+一致検証 |
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