Q. 雑誌・書籍につけるバーコードはどのようになっているのでしょうか?

A.

出版物は、書籍と雑誌に分けられ、書籍の裏表紙や奥付ページに「ISBN978-4-・・・」から始まる文字列が印刷されていますが、これが「ISBNコード:国際標準図書番号」で、固有の書籍を発行形態別、1書名ごとに識別するユニークなコードとして、世界の多くの国と地域で発行される書籍に表示されています。日本では、1981年からISBNコード(10桁)、分類コード(4桁)、価格コード(5桁)を組み合わせた「日本図書コード」が使用されておりましたが、桁数が多いことから、1991年よりJANを2段にして利用する「書籍JANコード」がスタートしました。一方、海外の書籍標準バーコードは、EANまたはUPCのアドオン(付加)シンボルであるため、海外との調和が図りきれていませんでした。そこで、2004年、日本でも定期刊行物(雑誌)コードに5桁のJANアドオンを使用することになりました。これが、「定期刊行物(雑誌)コード」です。

■ ISBNコード

ISBN(国際標準図書番号:International Standard Book Number)コードは、固有の書籍を発行形態別、1書名ごとに識別するユニークなコードとして、今では世界117の国と地域(2011.6現在)で発行される書籍に表示されています。 書誌情報(どこの国の、何という名称の出版者が発行する、何という書名の書籍か)を特定して書籍の取引や図書目録の編纂に活用されています。

■ 日本図書コード

国際標準のISBNコード(10桁)に日本独自の国内基準である分類コード(4桁)、価格コード(5桁)を付加したものを「日本図書コード」といいます。

■ 書籍JANコード

「日本図書コード」を2段一組のバーコードにシンボル化したものを「書籍JANコード」と言いいます。

詳細は、一般社団法人 日本出版インフラセンターのページを参照ください。

 

■ 定期刊行物(雑誌)コード

定期刊行物(雑誌)コードとは、販売(POS)や物流などにおいて、定期刊行物を識別するために最小限必要な情報をJANコード体系に準拠して表現したものです。雑誌を対象とするため、「定期刊行物(雑誌)コード」と呼ばれます。現在のコード体系は2004年6月に実施され、JANコードに準拠した13桁のコード体系に、価格を表現するための5桁のアドオンコードを付加し、合計18桁で構成されています。

詳細は、GS1 JAPAN (財)流通システム開発センター各種コード登録・概要ページを参照ください。

 

■ 雑誌コード

雑誌コードは1978年3月に改正・制定された5桁のコードで、雑誌の標題(誌名・タイトル)ごとに設定されるコードです。雑誌コード管理センターより付与され、市販されている雑誌の裏表紙(表4)に5桁のコードと2桁の月号数をハイフンでつなぎ、印刷表示されています。雑誌の単品管理を行うにあたり、どの雑誌の何月(何週)号か、あるいは第何号であるかが、雑誌コードで識別することができます。雑誌コードは、その雑誌の発行形態(刊行形態)によって運用方法が異なっていますので、出版者(社)におけるコード設定や、書店など小売店でのシステム設計等の際には、雑誌コードの仕組みについて十分理解しておくことが重要となります。

図-1 共通雑誌コードの体系

詳細は、一般社団法人 日本出版インフラセンター雑誌コード管理センターのページを参照ください。

出典:一般社団法人 日本出版インフラセンター 日本図書コード管理センター

出典:GS1 JAPAN (財)流通システム開発センター

出典:一般社団法人 日本出版インフラセンター 雑誌コード管理センター

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