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NW-7(CODABAR)規格


NW-7(CODABAR)規格

「概要」
   第1図 NW-7のシンボル NW-7は1994年に日本でJIS―X-0503として規格化された。NW-7は4本のバーと3本のスペースの合計7本で1キャラクタを構成している。NW-7は太と細の7本のエレメントで構成されているのでNW-7と呼ばれている。
NW-7は比較的単純な構成と高い印刷精度が要求されないところから、非常に古くから使用されてる。特に、血液銀行、宅配便の集配管理(送り状)、図書館の貸し出し管理、各種会員カードなどで利用されている。
第1図に「A12345B」というデータをNW-7でコード化したシンボルを示す。
「特長」
 

1. キャラクタ
1) 0~9までの数字。
2) 6個の特殊記号。(-,$,:,/,.,+)
3) 4個のスタート・ストップコード(A~D)


2.シンボルの構成
第2図 NW-7のシンボル構成 NW-7は、2値(太エレメント、細エレメントの2種類で構成)の独立コード(キャラクタ間ギャップがある)で4本のバーと3本のスペースの合計7本で構成される。7本のエレメントの内、数字と$と-は2本が太エレメントで構成され、その他は3本が太エレメントで構成されている。
NW-7のシンボルは、左から左クワイエットゾーン、スタートキャラクタ、データキャラクタ(キャラクタとキャラクタの間にはキャラクタ間ギャップがある)、ストップキャラクタ、右クワイエットゾーンから構成されている。(第2図)


第3図 NW-7で “1”を表すキャラクタ 第1表 NW-7の シンボルキャラクタセット

3.データキャラクタのコード化
第3図はNW-7でコード化したキャラクタの「1」をキャラクタ間ギャップを含めて表現したものである。
各エレメント(バー、スペース)の太、細で表現される2種類の幅のいずれかである。
細エレメントの幅はX寸法と呼ばれる。細エレメントと太エレメントの比率はNと呼ばれ、このXとNの値はシンボル全体に対して常に一定である。
各キャラクタは、2個の太エレメントと5個の細エレメントの組み合わせか、3個の太エレメントと4個の細エレメントのいずれかで表される。太エレメントを「1」、細エレメントを「0」として各キャラクタを二進数で表現できる。第1表はNW-7のキャラクタ割り当てを定義したものである。
キャラクタ間ギャップの最少値は1Xのスペースである。


4.スタート・ストップキャラクタ
スタート・ストップキャラクタはバーコードシンボルの先頭及び末尾を識別するために使用される。これらのシンボルキャラクタは、シンボルの最初と最後で使用される。
A,B,C,Dの4つのスタート・ストップキャラクタのいずれかであれば、どれでもスタートキャラクタまたはストップキャラクタとして使用できる。同じキャラクタをスタートキャラクタとストップキャラクタに使用されることが多い。

5. 自己チェック機能
有り。

6. チェックキャラクタ(チェックデジット)
チェックキャラクタは特に必要ないが、使用する場合には最終キャラクタの直後(ストップキャラクタの前)に入れる。一般的にモジュラス16を使用する。


<チェックキャラクタの計算方法>
第2表 チェックキャラクタの 計算で使用される NW-7キャラクタの値 1) シンボルの各キャラクタに対して第2表に示す数値を割当てる。
2) スタート・ストップキャラクタを含めてすべてのキャラクタに対応する数値の合計を求める。
3) 合計の値を16で割りあまりを求める。
4) 割った余りが「0」であればチェックキャラクタは「0」となる。余りが「0」以外の場合には、16から余りを引き、その値をチェックキャラクタとする。

[例]データA37859Bのチェックキャラクタを求める。
A37859Bを第2票の数字に置き換え和を求めると
16+3+7+8+5+9+17=65となる。

65を16で割って余りを求めると
65÷16=4余り1

余りが「0」でないので、16から余りを引く
16-1=15
結果「15」を第2表に割当てると「+」となる。従ってチェックキャラクタを含む完全なデータは
「A37859+B」となりコード化される。

 

「寸法」
 

1. 細エレメント幅(X)・細エレメント比(N)
最小エレメント幅(X)は、AIMの規格では0.191mm、ANSI規格では0.165mmである。
また、細エレメント比(N)は、AIMの規格では次のように規定している。
X≦0.508mmの時 1:2.2~3.0
X>0.058mmの時 1:2.0~3.0

2. クワイエットゾーン(Q)
(レフトマージン、ライトマージン)
クワイエットゾーン(Q)の最小値は、10Xまたは2.54mmのいずれか大きい値とし、スターコードの前とストップコードの後にそれぞれ入れなければならない。ペンスキャナのような手動操作の場合には6.35mm以上が好ましい。

3. キャラクタ間ギャップ(I)
キャラクタ間ギャップ(I)の最小値は、AIMの規格で1X-t(t=許容誤差)となっており、最大許容値は次のように規定している。
X<0.287mmの時 5.3X
X≧0.287mmの時 3Xまたは1.52mmの大きい値。
一般的には細エレメントと同じように1Xで使用されることが多い。


第4図 NW-7エレメント 幅の許容差 第3表 NW-7エレメント 幅許容差(t)の計算例

4.シンボル長(L)
クワイエットゾーンを含むシンボル長(L)は、Xを細エレメントとすれば次の式で表される。
L(mm)={(2N+5)(C+2)+(N-1)(W+2)}X+(C+1)I+2Q
N=細エレメント比(1:2.5など)
C=データキャラクタの数(チェックキャラクタも含む、スタート・ストップコードは含まない)
W=幅広キャラクタの数(:、/、+の数)
I=キャラクタ間ギャップ(mm)
Q=クワイエットゾーン幅(mm)
(≧10X)

5. キャラクタの精密度
細エレメント幅X= 0.191mm、太細エレメント比N=2.5、キャラクタ数C=10(数字のみ)、キャラクタ密度9.8文字/インチである。

6. シンボル高さ
シンボルの高さは、一般的に5mmまたはシンボル全長の15%のいずれか大きい値をとる。

7. 許容誤差
細エレメントの許容誤差は、AIMでは細エレメント幅(X)の太細エレメント比(N)の関係から次の様に規定している。
    5N-8
t=±――――――
     20
これを示したのが、第4図及び第3表である。